🔶譲渡しました🔶遺棄された2匹(白)

中讃保健所 丸亀市の動物病院に遺棄されていた白ワンコ、トライアルを経て正式譲渡になりました。

この子は動物病院の前に、茶色のワンコと一緒にケージに入れられたまま置かれていました。

保護され保健所に来た時はかなり攻撃的で誰も触れず。

職員さんも噛まれてしまった為、外に出る事も出来ませんでした。

お散歩にも行けず、ずっと犬舎の中。

飼い主様に捨てられ、知らない場所にきて、知らない人達に囲まれ・・・、ストレスが溜まるのは当たり前ですよね。

このままでは譲渡対象にはなりません。

家庭で飼われていたはずなのだから、なんとか外に出せば気持ちも落ち着くのではと思い、毎日保健所に会いに行き、声掛けやおやつをあげていたのですがなかなか手強い(笑)

そうしていると、途中で例のパルボ騒ぎが起こり犬舎への出入りを中断せざるをえなくなり、一週間ほどロスタイムが発生。

それでもしつこく通い続けたからか、ちょっと表情に変化があり、「犬舎内でのお散歩なら」と許可が下りました。

最初はリードに食いついてきましたが、なんとか首にかける事ができ、犬舎内に出すことに成功。

噛みつきそうなのを避けながらゆーっくりナデナデ(笑)。

ビクビクしながらも我慢してくれ、リードの付け替えも完了。

ちょっとパニックになりながらも犬舎内のお散歩も出来ましたし、お口が出る事もその後は無し。

犬舎に戻ると、最初とは雰囲気が全く変わり、ピイピイと鼻鳴きしたり・・・。

これならいけると思い、職員さんに許可を得、翌日にはお外に。

すると犬が変わったのかと思うくらい穏やかになり、お散歩も上手に出来ました。

正直、ここまで変わるとは思っていなかっただけに私もびっくり。

職員さんも「まさかあの犬??」と言うくらい、全く別犬になりました。

期限はもうずっと前に過ぎてましたが、職員さんもギリギリまで延長してくれ、急いで里親募集を。

別の迷子犬のチラシを見た方の協力で、とても優しい里親様が見つかりました。

今はお友達のワンコもでき、とても楽しく過ごしているそうです。

この笑顔を見れば言葉はいらないですよね。

たくさんの方の協力で幸せを掴む事が出来ました。ありがとうございました。

また職員さんの配慮があったから、この子達も命が繋がりました。

私達ボランティアの気持ちもしっかりくみ取ってくれています。

どうか一匹でも多くの命が繋がるように、今後も協力していきたいと思っています。


香川県の動物愛護ボランティア ポスティング部

香川県内で迷子のワンちゃん飼い主さん探し、動物と一緒に暮らすための啓発活動、保護犬の譲渡の活動をしています。