🔶飼い主様に返還しました🔶高松市御厩町わんこ

香川県高松市御厩町で保護された老犬、飼い主様が見つかり返還になりました。

口が裂け顔に傷もありずっと出血が止まらず、事故にあったと思われていました。

それだけではなく、肢は皮膚が壊死しかかっていて、小さな歯型がついていることが判明。

田んぼの中を旋回していたのは、痴呆が入っていたからだけではなさそうでした。

かなり危険な状態だったため、フェイスブックやSNSでポスティングに協力してくださる方を急募。

ボランティアさんや一般の方からも数名お声がかかり、メンバーも加わりポスティングの予定を立てていたところ、仲良くしている県外のボランティアさんから連絡が。

Twitterで私の投稿を拡散したところ、フォロワーさんから「8月に迷子犬でネットに出ていた子ではないですか?」との情報があったと連絡をくださいました。

確認したところよく似ている・・・。

ハーネスはあまり見かけるものではなく、同じ犬ではないかという結論に。

翌日は県外ボランティアさんが8月に保護してネットに載せていた石油会社さんに連絡を取りおうちまで見に行ってくれましたが留守。

その後も見に行ってくれたようですが連絡が取れなかった為、私が現地まで走ることに。

石油会社の方におうちを教えていただき訪問するがやはり留守。

近隣のおうちの方にお声かけしたところ、一緒に連絡先を知っている方を探してくださることに。

片っ端から訪問し事情を説明、やっと飼い主様の連絡先を知っている方を見つけ電話してもらうものの奥様は県外に。

旦那様は県内にいらっしゃるという事で、奥様から連絡してくれることになりました。

このとき既に16時20分。

保健所は17時15分までしか開庁していません。

かなり焦りましたが連絡を待つしかない。

私はその後、春日の動物指導管理所に迷子の犬の状態確認に。

着く直前に旦那様から連絡が。(このとき16時45分)。

写真を見てもらいおうちの子か確認してもらい「間違いない」とのお返事をいただきました。

そこからは時間外ではありましたが、職員さんが対応してくださりおうちに帰ることができました。

意識はありませんが、おうちに帰れてホッとしていると思います。

これで2回目の脱走。

前回保護されたときに「迷子になったら保健所や警察に連絡する」と理解しなかったのでしょうか?

「前回みたいにすぐに連絡していたら」と悔やまれていましたが、こうなってからでは後の祭り。

かなり高齢のワンコです、いなくなってすぐに連絡していたら、首輪に名前と電話番号を書いたり鑑札は付いていたら、こんなことにはならなかったかもしれません。

少なくとももっと早くおうちに帰れたはずです。

保護場所は歩いて2分の場所。

11号線を渡っていました。

「この辺りは何度も探した」と言われていますが、保護されていたら見つかるわけありません。

たった一本、保健所に電話していてくれていたら・・・。

正直言ってこうなったのは飼い主様の責任の無さが原因だと思います。

犬猫や小さな命はいつもその犠牲になってしまいます。

今回、飼い主様は周りの人も犬が逃げたことを話していました。

その際誰も「保健所に連絡した?」と教えてあげなかったのでしょうか?

ポスティングで帰る犬猫の飼い主様は、保健所に連絡しないといけないという事を知らない人がほとんど。

もっともっと行政が啓発をしてください。

【迷子になったら保健所や警察に連絡】【首輪に鑑札や迷子札をつける】事を、飼い主様だけではなく県民全体に周知させてください。

高齢者やネット環境の無い方には迷子情報を確認することはできません。

「逃がしたのは飼い主様の責任なんだから連絡するのが当たり前」と言いますが、それを知らない人がかなりいることは行政の啓発不足ではないのでしょうか?

高飛車な態度では繋がる命も消えてしまいます。

これ以上悲しい思いをする小さな命が増えませんように・・・。

たくさんの方達のおかげで、なんとかおうちに帰ることができました。

ご協力ありがとうございました。


香川県の動物愛護ボランティア ポスティング部

香川県内で迷子のワンちゃん飼い主さん探し、動物と一緒に暮らすための啓発活動、保護犬の譲渡の活動をしています。