🔶引き出しました🔶十川西町の老犬
香川県高松市保健所 十川西町の老犬を引き出しました。
十川西町ワンコ、17歳でしたがフィラリアは陰性。
血液検査の結果、肝臓の数値はイマイチでしたが、他は「歳相応の数値です」と言われていました。
飼い主様はやむを得ない事情でこの子を手放しましたが、保健所の方の聞き取り通り、しっかりケアはしていてくれたようでした。
この結果に安心し愛護センターにお迎えに行ったのですが、「昨日から何も食べていない。あまり調子は良くない。噛みつこうとするから食べさせれませんでした。」と言われ、連れて来てくれた姿を見てびっくり。
もう立ち上がることもできず、キャリーの中でずっとワンワン吠えていました。
たった数日でここまで悪くなるとは思えませんが、歳が歳だけに、いつ何が起こってもおかしくないのかもしれません。
里親様が来週お迎えに来てくれるというのに、こんな状態ではそれまでもつかどうか怪しい状態でした。
想像していた姿とは全く違う状態に、パニックになりそうでした。
愛護センターを出てすぐに病院へ。
かなり衰弱していた為、脱水と注射をし様子を見ることに。
よく見ると数箇所、褥瘡(じょくそう)ができていました。
保健所にいる間にできていたのでしょう。
こちらは病院の先生と、先輩ボランティアさんに治療の仕方を教えてもらいました。
引き出したときより赤みが減り、少しマシになったような気がします。
これ以上新たな褥瘡を作らないよう、また酷くならないように、ベビーサークルに柔らかいマットを敷き詰めました。
寝たきりだと痴呆に拍車がかかるとも聞きたので、外に連れて行き歩かせてあげることに。最初は下半身をバスタオルで補佐してあげていましたが、なかなか思うようにはいかなくて。
こちらも相談したところ、先輩ボランティアさんから介護ベルトを支援していただきました。
おかげでワンコも負担が少なくヨロヨロしながらも歩いてくれています。
ご飯と水はシリンジでの強制給餌を。
引き出してすぐは全く抵抗無く食べてくれていましたが、少し元気になったのかシリンジを持つ手を噛みつきにくるようになりました。
最初のぐったりしたところを見ているだけに、そんなことすら嬉しい。
劇的に良くなることは年齢的にないと思われますが、まだ諦めるのは早い。
ここまでの介護の経験はありませんが、いろいろな方のアドバイスを受け、できるだけの治療と対応をしていきたいと思います。
こんなに頑張っているのだから、優しい里親様が待ってくれているのだから、なんとか持ち直してほしい。
どうか奇跡が起きますように。
応援宜しくお願いします。
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