譲渡しました

高松市保健所 高松市一宮町で保護された黒色ワンコ、先日譲渡しました。

このワンコの腹部には腫瘍が自壊したと思われる大きな傷があり、譲渡はかなり難しいだろうと思っていました。

飼い主さんが見つかったとしても、「この状態になるまで放っておく飼い主さんに戻して良いのか」と思いながらチラシを作ったほど。

比較的綺麗な可愛い首輪をしていましたが、メンバー数名でポスティングしても飼い主さんはおろか、目撃情報もありませんでした。

が、翌日チラシを見たと電話が。てっきり「飼い主さん見つかりましたか?」の問い合わせ(結構あるんです)かと思っていたら、里親希望者様でびっくり。保健所に入っている間は検査も治療も限界があり、この子は何もできていませんでした。

【現状は何もわかりません、良性か悪性かも。保健所から引き出さないと病院には連れて行けないので、このまま全てを受け入れてくれる方でないと譲渡は厳しい】と伝えたところ、「一刻も早く病院に連れて行ってあげたい。責任は持ちますから引き出してください」と。まさかの返事に嬉しすぎて涙で言葉が詰まってしまいました。

お家まで連れて行き初めてのご対面。「可愛い~」を連発してくれる里親様。気持ちが伝わったのか、お家に来た途端表情が柔らかくなりました。名前は<きなこ>ちゃんです。可愛くてぴったりだと思います。譲渡してからまだ数日ですが、もう甘えた声を出してるそうです。この笑顔の写真を見たら、今がどれだけ大切にされているかわかりますよね。

この幸せがずっとずっと続きますように。

たくさんの方のシェアやご協力ありがとうございました。

またポスティングしてくれたメンバーさん、いつも遠くからありがとうございます。

皆さんのおかげで、また命が繋がりました。

追伸:里親様は翌日病院に連れていってくれました。腫瘍のようなものは、表面だけのようです。フィラリア陽性の為、様子を見ながら治療していく事になりました。

里親様、きなこちゃんを大切に大切にしてくださってます。


香川県の動物愛護ボランティア ポスティング部

香川県内で迷子のワンちゃん飼い主さん探し、動物と一緒に暮らすための啓発活動、保護犬の譲渡の活動をしています。