近況報告*まんのう町帆山
香川県中讃保健所 まんのう町帆山で保護された、保健所名【たろう】、無事去勢手術をし、我が家で経過観察中です。
保健所とセンターでの譲渡判定では、攻撃性がある為<譲渡不適>と判定されましたが、我が家に来てからの【たろう】は、初めてお散歩で会った人からも「この子とても人懐っこくて良い子ですね。」と頭ナデナデ。
配達のお兄さんや郵便局の人にも尻尾フリフリ、皆に可愛がられております。
番犬には一切なりません(笑)→そんな方にはそもそも譲渡する気はありませんが。
犬舎の中では無駄吠えもありましたが、うちでは今のところほとんど無し。
私が他の子と仲良くしていたら焼きもちをやくのか、悲しそうに鼻鳴きするくらい。
手足も拭けるし、抱っこも平気です。
口の中に手を入れても、おやつを取り上げても怒りません。
お部屋の中でもおとなしく、「ハウス」のコマンドで自分からケージに入ってくれます。
私を信頼してくれたのか、拍子抜けするほどお利口なワンコになっています。
【たろう】はセンターの職員さんが採血するときに暴れ、大怪我しそうになったと言われてましたが、動物病院での麻酔を打つ際には大怪我しそうなほど暴れることはありませんでした。
痛い事をされたので怒りはしましたが、先生曰く「こんなの可愛いもんだ」と(笑)。
飼い犬でも病院に行くと豹変して暴れる子もいますよね。
口輪自参やキャリー越しでの治療、それどころか病院に連れて行くことさえできない子達もいますし。
保健所の犬舎にいるときと、外に出たときは違った対応の子が多く、私が今まで携わってきた子達は、保健所から出て状態が酷くなった子はほとんどいません。
保健所に多いときは週5日(毎日です 笑)通い、その子に会っていますので、保健所内での問題点もしっかり把握しています。
その子にじっくり向き合い、馴れていない子には馴らしをし、リードをつけてお散歩練習をして、「これなら里親募集できる」という状態になるまでは里親募集もしません。
それが私達の中での里親募集のルールです。
【たろう】、保健所やセンターでの予想を、良い意味で裏切ってくれる予感がしてきました。
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安易な里親募集は誰も幸せにはなりません。
譲渡する側も、里親募集をするならその子をしっかり見てほしいです。
里親募集をするのに、その犬を見たこともない、どんな性格か知らないのでは無責任だと思います。
また里親様に挙手してくださるお気持ちは大変ありがたいですが、この子達の全てを受け入れる覚悟はありますか?
10年後、15年後の状況を予想し、それでも飼えるお約束ができますか?
家族構成や年齢、飼育環境などをしっかり考慮して、里親様の挙手をお願い致します。
私達は適正飼育や収容動物を減らす啓発と共に、犬猫も飼い主様も共に幸せになれるような譲渡を目指して、今後もボランティア仲間と一緒に頑張っていきたいと思います。
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